Unity にはプレハブ(Prefabs)という仕組みがあります。今回はUnity におけるプレハブの使い方について解説します。
Unityでは一つのオブジェクトを複製するときに、プレハブという仕組みを使います。
オブジェクトそのものと、オプジェクトのコンポーネントやプロパティをひとつに格納したものがプレハブです。プレハブは同じ機能を持ったオブジェクトをコピー(複製)したいときに役立ちます。
たとえば、ゲームにおいて画面内に同じような敵キャラをたくさん出したいとき、一つ一つの敵キャラをオブジェクトとして作るのは効率が悪いですよね。
そのようなとき、1種類の敵キャラデータをプレハブ化しておき、そのプレハブをコピーすることで、たくさんの敵キャラを生成することができるようになります。
オブジェクト指向におけるクラスに相当するものと考えると良いでしょう。クラスがプレハブ、インスタンスがオブジェクトというような関係性になります。
Unity でプレハブを作るには、以下3つの手順を行います。
ポイントは、ヒエラルキーで複製したいオブジェクトを作成し、プロジェクトでプレハブを作成するという、2つの作業が必要になること。最後に、ドラッグ・アンド・ドロップをすることで、2つの要素をつなげるといったイメージです。
このような手順を行うことで、簡単にゲームオブジェクトを複製可能なプレハブにすることができます。
一つのゲームオブジェクトを複製し、一度に表示したいときなどに使ってみて下さい。