OculusRiftのヘッドセット画面とPC画面を別のカメラ視点で表示をする方法
OculusRiftでVRアプリを開発していると、OculusRiftのヘッドセットに表示されるカメラ映像とPCで表示されるカメラ映像を別のものにしたいというときがあります。そのようなときに、OculusRiftの画面とPC画面で別のカメラ視点を表示させるための手順です。
手順
- Virtual Reality Supported を有効化する
- OculusRiftヘッドセット表示用カメラの作成と設定
- PC表示用カメラの作成と設定
Virtual Reality Supported を有効化する
画面上部にあるメニューバーの Edit ⇒ Project Settings ⇒ Player をクリックし、XR Settings 欄にある Virtual Reality Supported にチェックを入れます。
OculusRiftヘッドセット表示用カメラの作成と設定
- ヒエラルキーで右クリックして Camera を選択し、新規のカメラを作成します。名前は、OculusCamera と変更します。名前の変更は、Camera を右クリックして、Rename を選べば変更できます。
- OculusCamera のInspector を開き、Target Eye を “Both” に設定します。
- Target Display を Display 1 に設定します。
- 新規でスクリプトを作成します。Add Component ボタンをクリックし、New Script をクリックします。
- MirrorSettings と入力し、エディタで下記のスクリプトを貼り付けます。 UnityでOculus側とディスプレイ側に別々の視点の映像を表示するでは、VR になっていますが、2018年3月最新のものでは XR となります。
using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class MirrorSettings : MonoBehaviour { void Start () { UnityEngine.XR.XRSettings.showDeviceView = false; } }
PC表示用カメラの設定
- Target Eye を、“None(Main Display)“に設定する。
- Target Display を、”Display1” にする。
これで、OculusRiftのヘッドセットに表示されるカメラ映像とPCに表示されるカメラ映像を異なるカメラ視点のものにできます。
追記
MirrorSettings.cs のスクリプトをPC表示用カメラに設定するだけでもできそうです。こちらの方が簡単に済むかもしれません。
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