【簡単】Dokuwikiで301リダイレクト転送をする方法
Dokuwikiで特定のURLを別のURLに転送したいときに、SEOを考慮した301リダイレクトする方法を解説します。
redirect プラグインのインストール
Dokuwiki でリダイレクト転送を行うには、Dokuwiki公式サイトにある redirect プラグインを使うのが簡単でオススメです。
- 管理者アカウントで、「管理」⇒「拡張機能管理」を開き「手動インストール」タブをクリックします。
- 「URLからインストール」欄に redirectプラグインのダウンロードURLを入力し、「インストール」ボタンをクリックします。これでプラグインのインストールは完了です。
リダイレクト転送をする手順
- 正常にインストールが完了すると、管理画面の管理者メニューに「リダイレクト設定」が表示されるので、クリックします。
- Dokuwikiのページ名が「start」で、転送先を「http://newsite.example.com」にしたいときは下記のように書いて登録をします。
- Dokuwikiリダイレクト転送のサンプル
start http://newsite.example.com
- 下層にあるページの場合は、Dokuwikiの名前空間も指定します。
- Dokuwikiリダイレクト転送のサンプル(下層ページからの転送)
hoge:start http://newsite.example.com
- 転送元のURL(Dokuwikiのページ名)が日本語の場合、URLエンコードはせずにそのまま日本語文字列として入力するのがポイントです。これで日本語全角を含むURLでもリダイレクトがされます。
- Dokuwikiにおける日本語URLのリダイレクト設定
テストページ http://newsite.example.com
301リダイレクトへの変更方法
redirect プラグインは通常では、302リダイレクト(一時的な転送)になります。SEOを考慮すると301リダイレクト(永続的な転送)の方が良いので、301リダイレクト転送になるようにソースコードを書き換えます。標準の 302(一時的)リダイレクトから302(恒久的)リダイレクトに変更するには、
- inc/common.php の 1523行目辺り
header('Location: '.$url); #変更前
を
- inc/common.php の 1523行目辺り
header('Location: '.$url,TRUE,301); #変更後
のに変更します。Dokuwikiのバージョンによって上記の該当箇所の行数は変わってくるので、header などで検索をするとよいでしょう。
301リダイレクト転送の確認
設定完了後にリダイレクト転送が正常にされているか確認をします。リダイレクトの確認には、下記のようなリダイレクト検証ツールを使います。
転送元のURLを入力すると、転送結果が表示されます。正常に転送がされていると、『301 Moved Permanently』と表示されます。これでDokuwikiの301リダイレクト設定は完了です。
Dokuwikiの転送元ページの扱いについて
転送元のページ内容は削除して問題ありません。転送元ページがなくなっても、上記の設定をしていれば正常にリダイレクト処理がされます。
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