どんな事業や活動においても、一番始めに大きな壁になるのが、
『どうやって、多くの人に知ってもらって、きてもらうか?』
という新規の集客です。
あなたがせっかく始めた新しい活動も、人に知ってもらって、何らかのフィードバックや反応が返ってこなければなかなか成長することはできません。
そんなときは、こんな風に考えてみてほしいのです。
人を集める集客とは『水路を作る』作業だとイメージしてみましょう
人を集める集客というのは、
『湖や川から自分のもとに水路を作るような作業』である
と想像してみて下さい。
たとえば、こんな状況です。
昔々、あなたは、自然あふれる山の片隅に、念願の自分の家を建てました。
山林からたくさんの木を切り、加工し、組み立て、やっとこれまでの作業が終わって、なんとか雨風がしのげる家をつくることができました。
ほっとしたのもつかの間、あなたはのどが渇いて、水が必要だということに気づきました。
しかし、この家ではまだ水が使えません。
せっかく作った自分の家ですから、快適に暮らすためにも、水は使いたい。
あなたは、どこかから家まで水をひいてこなければいけなくなりました…。
水路を作るためには、水路そのものよりも、『水源が必要』です
自分のもとに水路をひこうとしているあなたは、水が集まっている場所、水が流れている大元である水源が必要になりますよね。
ですから、まず確認をしなければいけないのは、
「今のあなたの近くに、水源はあるでしょうか?」
あるのであれば、それはあなたの近くのどこにありますか?
なければ、水源はどこにあるか探しに行きましょう。
近くに水源がなければ、水路を作るのにも多大な苦労をしますが、はじめから水源の近くに自分の家を建てれば、水路を作る労力も少なくて済みます。
問題の原因は常に前段階にある
今の工程で何かしらの問題が出ているのであれば、その問題の原因が今の工程それ自体にあることは稀です。
多くの場合、その前工程が原因を作っているものです。
そのように考えてみると、いま、新規の集客で困っているのであれば、
『その前工程である立地そのもの、事業開発で言えばポジショニングが適切でない可能性が高い』
ということが考えられます。
快適な家を作るためには、水源探しから始めよう
あなたの活動において、効率よく「多くの人に知ってもらいたい」なら、はじめから水源に近い場所に家を構えるのが得策です。
そのためには、
家を建てる前に、「水源がどこにあるか?」
をよく調べなければなりません。
いい水源を見つけるために、いろいろな場所に行き、その場所を自ら体験して、自分に合った場所を探しましょう。
そうしないと、家を建てたあとで、
実は、
『家の周りは一面砂漠で、水源なんてどこにもなかった…』
なんてことに、なってしまいがちです。
後になってそのことに気づいたとしても、せっかく一生懸命作った家を壊すことは、それまでの苦労があるからこそ、そう簡単にはできないものです。
ですから、
『水源を探して見つけてから、家を建てる』こと
これが、初期における集客を成功させるために一番始めにやることであり、集客の最も重要なことだったりします。
もし、あなたが、
「頑張っているのに、誰にも知られない、人が集まらない」
と集客で困っているとしたら、あなたの家の立地について、少し考えてみて下さい。
あなたの近くに、ちゃんと水源があるか調べてみましょう。
ちょっとしたコツですが、知っているか知らないかでその後の結果は大きく変わってきます。
今、集客で困っている方のヒントになれば嬉しいです。
多くの資金、能力、技術をもっていれば水源を見つけることはそれ程むずかしいことではないでしょう、資金、能力、技術がない人は砂漠を永遠とさまよい朽ち果ててしまう方が大半です。ですが水源を見つけるためにあきらめず今期よくがんばっていれば必ず砂漠の中にもオアシスがあることを私は信じています。そしてそこまでがんばってきたことにより、多くの人と知り合い、知恵を受け自分の家まで水源をその仲間と共に引いていけるのではないかとも思っています。
motoさん
コメントありがとうございます。
> あきらめず今期よくがんばっていれば必ず砂漠の中にもオアシスがあることを私は信じています。
素晴らしい情熱だと思います。
私も、継続力は実現するためにとても大切なものだと思っています。
短期的な結果によらず、自らが信じるものの価値提供を続けていくのがいいですね。